パパイヤ・パパイア〚papaya〛

メキシコ南部から中央アメリカが原産地であるパパイヤには、自然界に雄株と雌株、更に両性株が存在しています。
熟した新鮮なパパイヤは、デザートなどで食べられています。

熟する前の青パパイヤは、わずかに甘くてシャキシャキした食感が特徴で、世界中で野菜と同様に扱われてサラダや料理に使用されています。
たんぱく質と脂質、糖質を分解出来る、珍しい乳白色の天然酵素「パパイン」が豊富に含まれています。

日本では、農業界で「パパイヤ」と表記されていますが、園芸学会では「パパイア」と表記されています。

パパイヤには受粉して種の出来る実と、単為結果によって種の出来ない実が有ります。

【効果】
・消化不良や便秘の改善
 青パパイヤのパパイン酵素がたんぱく質、脂質、糖質を分解し、消化と吸収を助けてくれます。
 胃腸の健康がサポートされて腸内環境が改善され、栄養吸収が向上します。
・寄生虫の駆除
 種に含まれる成分「カルパイン」が、体内の寄生虫を駆除するのに役立ちます。
 寄生虫感染の自然療法として使われています。

カルパインは摂り過ぎると身体に害である報告が有ります。

【好ましい食べ方】
完熟したパパイヤは、新鮮な状態でデザートとして食べる事が、ビタミンCやその他の抗酸化物質を最大限に活かすポイントになります。
青パパイヤを追熟させる場合は、常温で行います。
低温下で行うと栄養成分が失われてしまうだけで、十分に完熟されません。
完熟したパパイヤは冷蔵保存して、出来るだけ早めに食べる事をお勧めします。
また、パパインは通常の酵素と比べて耐熱性に優れ、加熱調理しても然程さほどその能力が落ちません。
そのため、肉を柔らかくするための食材として青パパイヤを調理に使用する事も有ります。
更に、パパイヤには種や葉に多くの栄養が含まれています。
パパイヤの種は少し辛味と苦みが有り、香辛料として使われる事も有ります。
乾燥させた種を数粒、粉末にしてサラダや料理にトッピングする事で、抗菌作用や消化促進効果を得られます。
パパイヤの葉については、パパイヤ葉茶として薬草茶や伝統的な治療に使われています。

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