キウイ〚kiwi〛

日本に輸入されているキウイのほとんどは、ニュージーランドで栽培されています。
中国が原産地であるこの果物は、20世紀初頭にニュージーランドに持ち込まれ、品種改良されて栽培が始まりました。
そして、輸出を拡大する過程において、ニュージーランドの国鳥である「キウイバード」にちなんで「キウイフルーツ」と名付けられました。

ニュージーランドのイメージが強いキウイですが、日本でも栽培されています。
秋が旬の国産キウイも是非味わってみて下さい。

キウイは追熟する果物なので、通常は収穫後に寝かされます。
キウイが硬い場合には、寝かせる他に、バナナやりんごと一緒に紙袋に入れて、柔らかく熟するまで待つと良いでしょう。

キウイの栄養素充足率は果物の中で一番であり、上位のバナナや柿、いちごを抑えています。
※バナナといちごは果物では無く、野菜に分類されています。

グリーンキウイはゴールドキウイに比べて食物繊維が約2倍多く含まれています。
また、ゴールドキウイはグリーンキウイに比べてビタミンCとEが約2倍多く含まれていて、ゴールドキウイ一個で一日に必要なビタミンCがまかなえます。

【効果】
・たんぱく質の消化を促進
  キウイには、たんぱく質分解酵素であるアクチニジンが豊富に含まれています。
  これが肉類の食べ過ぎによる消化不良や胃もたれを防いでくれます。
・睡眠の質を改善
  キウイに多く含まれているトリプトファンが、睡眠を促すホルモンの材料になります。
  また、キウイには交感神経の興奮を抑えてくれるビタミンB6も含まれています。

就寝一時間前にキウイを二個食べると、睡眠効率が改善された研究結果が有ります。

【好ましい食べ方】
キウイの皮には食物繊維やビタミンC、ポリフェノールがが豊富に含まれているため、良く洗って生で皮ごと食べる事をお勧めします。
毛が気になる場合は軽くこすってヘタと一緒に取り除きます。
また、キウイに含まれているたんぱく質分解酵素「アクチニジン」を活用して、料理を楽しむ事も出来ます。
アクチニジンの肉を柔らかくする効果を活用して、 肉料理のマリネにキウイを加えてみましょう。

(参考レシピ)
キウイマリネのグリルチキン

材料(2人分)

  • キウイ:1個
  • 鶏もも肉:2枚
  • オリーブオイル:大さじ1
  • にんにく:1枚(すりおろし)
  • 塩・こしょう:適量
  • バルサミコ酢:大さじ1
  • ハーブ(タイムやローズマリー):少々

作り方

  1. キウイを潰して、オリーブオイル、にんにく、バルサミコ酢、ハーブ、塩・こしょうを混ぜ合わせます。
  2. 鶏もも肉をキウイマリネ液に漬け込み、30分~1時間ほど寝かせます。
  3. フライパンまたはグリルで、マリネした鶏もも肉を焼きます。
  4. 焼けたらお皿に盛り付けて完成。お好みで更にキウイをスライスして添えましょう。

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