鮭〚salmon〛

さけは、古くから日本の食文化に根付いた魚の一つであり、その栄養価の高さから宇宙食としても採用されています。
鮭にはアスタキサンチンやビタミンD、たんぱく質といった栄養素が豊富に含まれている他に、オメガ3脂肪酸も含まれています。

鮭は産まれた川に戻る「回帰本能」を持っています。
川で産まれた仔魚は、成長を続けながら稚魚まで育ち、海に降りていきます。
生存環境の厳しい大海原に出た幼魚は、数千キロも泳いでいく過程で成魚まで成長し、子孫を残すために自分が産まれた母川へ再び帰ってきます。
鮭の仲間の中には、産卵のためにアラスカから日本やカナダの川まで数千キロもの距離を旅する種もいます。

母川回帰した鮭は、成熟すると雌雄で全く別の形態に変化(二次性徴)します。


白身魚である鮭の身がピンク色をしているのは、餌となるエビやオキアミなどの甲殻類に含まれるアスタキサンチンという色素が体内に蓄積される事が影響しています。
アスタキサンチンは抗酸化作用が強く、鮭自身もこの色素によって体を酸化ストレスから守っています。

【効果】

  • 肌の若々しさを保つ
    強力な抗酸化作用を持つアスタキサンチンが、細胞の老化を防ぎます。
    紫外線によるダメージから肌を守り、シワやたるみを予防する効果があります。
  • 骨と歯を強化する
    鮭にはビタミンDが豊富に含まれており、カルシウムの吸収を促進し、骨を強化します。
    骨粗鬆症こつそしょうしょうの予防にも効果があり、高齢者の骨折リスクを減らします。
  • 良質なタンパク質で筋肉を維持
    鮭に含まれる良質のタンパク質が、筋肉の維持・修復に役立ちます。
    筋肉量を保つことで基礎代謝が上がり、体重管理や体力向上につながります。

【好ましい食べ方】

鮭を美味しく頂くには、塩焼き、蒸し料理、刺身や寿司、スープなど、様々な方法があります。
鮭の皮にはコラーゲンが豊富に含まれており、肌や関節の健康に役立ちます。
また、皮に付着している脂肪にはDHAやEPAが多く含まれているため、調理の際には皮ごと頂く事をお勧めします。

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