唐辛子〚chilli peppers〛

唐辛子には多くの種類が有り、それぞれ辛さや栄養成分が大きく異なります。
多くの唐辛子は熟する前に収穫されますが、熟すると赤、黄、オレンジなどの色に変わります。
熟すると糖度が増して、風味も変わり、乾燥が進むにつれて辛味が強まります。

唐辛子の辛さはカプサイシンという化合物によって引き起こされ、「スコヴィル値」という単位で測られます。

カプサイシンは鎮痛剤としても利用されています。
カプサイシンを含むクリームは、関節炎や神経痛の治療に使われる事が有ります。

唐辛子100g当たりの主要な栄養成分レベル

食物繊維★★★★☆
カリウム★★★★☆
★★★☆☆
β-カロテン当量★★★★☆
ビタミンB2★★★★☆
ビタミンC★★★☆☆

【効果】
・腸内環境の改善
  水溶性食物繊維が善玉菌の餌となってくれる。
  不溶性食物繊維が便通を改善してくれる。
・高血圧やむくみを予防
  カリウムが体内の余分な塩分(ナトリウム)を体外に排出する。
・貧血予防
  豊富な鉄が体中に酸素を運ぶ赤血球の材料になる。
・老化防止
  抗酸化物質のβ-カロテンが、体内でビタミンAに変換される。
  そして、体に有害な活性酸素を消去して、老化を抑制してくれる。
・目の健康を維持
  ビタミンAが目の粘膜を健康に保ってくれる。
  また、視細胞で光刺激反応に使われて、暗所でも視力を保ってくれる。
・免疫力の向上
  カロテノイドが免疫細胞に働きかけて、細菌やウイルスから身を守ってくれる。
・肝臓の機能を助ける
  β-カロテンがビタミンAになって肝臓を強化してくれる。
  肝臓で血液が浄化されて、体内の毒素を取り除いてくれる。
・代謝を促進
  カプサイシンが脂肪の燃焼を促してくれる。
  ビタミンB2が食品からエネルギーを効率良く生成してくれる。
細胞の成長と修復
  ビタミンB2が細胞の成長と傷の治癒を促進し、健康な組織を維持してくれる。
・抗酸化物質の生成に関与
  ビタミンB2はグルタチオンという強力な抗酸化物質の再生に関与します。
  これにより、細胞を酸化ストレスから保護し、老化や病気のリスクを低減します。
・免疫力の向上
  豊富なビタミンCが、免疫力を高めて病気に対する抵抗力を強化してくれる。
・肌の健康維持
  抗酸化作用を持つ豊富なビタミンCが細胞を酸化から守り、老化の進行を遅らせてくれる。
  また、コラーゲンの生成を促進し、肌の弾力性を向上させてくれる。

【好ましい食べ方】
辛いものが苦手であれば敬遠されがちな唐辛子ですが、栄養価の高さは無視出来ません。
新鮮なものをサラダに加えたり、焼いたり炒めたりして美味しく頂く事をおすすめします。
以下は、参考の調理例になります。

サルサ
 メキシカン料理のディップとして楽しめます。
 トマト、玉ねぎ、コリアンダー、リンゴ酢などと一緒に唐辛子を細かく刻んで混ぜます。

シーフード
 エビやイカ、たこ、魚などの魚介類に唐辛子をまぶして炒め物にします。

スープ
 チキンスープや野菜スープに唐辛子を加えて、体を温めるスープに仕上げます。

ホットソース
 添加物無しの栄養価の高いソースで、様々な料理にアクセントを加える事が出来ます。
 唐辛子、酢、にんにく、塩などをブレンドして自家製ホットソースを作ります。

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