そら豆〚fava beans・broad beans〛

そら豆は歴史の長い野菜であり、世界中で様々な料理に使用されてきました。
パスタにサラダ、スープの他、ペーストにする事で様々な料理に応用できます。

そら豆には「ビシン」と「コンビシン」という成分が含まれており、一部の人々はこれらに対する遺伝的な酵素欠乏症(G6PD欠乏症)を持っています。
G6PD欠乏症の人がそら豆を食べると、溶血性貧血を引き起こす事があります。

そら豆100g当たりの主要な栄養成分レベル

たんぱく質★★★★★
★★★☆☆
亜鉛★★★★★
ビタミンB1★★★★★

【効果】
・体重管理に貢献
  植物性たんぱく質は、動物性のものに比べて低カロリーになっている。
・貧血予防
  鉄が体中に酸素を運ぶ赤血球の材料になる。
・免疫力の向上
  亜鉛が免疫機能を活性化してくれる。
・傷の治癒を促進
  亜鉛が細胞の成長と再生を助けて肌の回復を早めてくれる。
・味覚を維持
  亜鉛が味覚を正常に保ち、舌炎を防ぐ。
・DNAとタンパク質の合成
  亜鉛がDNAとたんぱく質の合成に関与し、細胞の分裂と成長をサポートする。
  これにより、身体の正常な発育と修復が促進される。
・皮膚炎や脱毛を予防
  亜鉛がたんぱく質の合成に関与し、皮膚の再生や、髪の毛を作る毛包に働きかける。
・ホルモンの生成と調整
  亜鉛がテストステロンの生成を促進し、男性の生殖機能をサポートしてくれる。
・細胞の分裂と成長・発達を促進
  ビタミンB1が細胞の分裂と成長・発達を促進し、若い細胞を増やしてくれる。
  特に、子供や妊娠中の女性にとって重要な栄養素。

【好ましい食べ方】
そら豆の風味を楽しみながら、栄養を逃さず摂取するためのシンプルな調理法を紹介いたします。

・蒸す
 鞘から取り出して5〜7分ほど蒸すだけで、そら豆の栄養素を最大限に保持できます。

・焼く
 オーブントースターやグリルなどで、約10分ほど鞘が焦げるまで焼きます。

・茹でる
 塩を少々加えた熱湯で、そら豆を約3分ほどで茹でて、栄養素の損失を最小限に抑えます。

そら豆に一粒ずつ切れ込みを入れておくと、味がしみ込み易くなります。

そら豆は皮にも栄養素が含まれているため、皮も一緒に食べる事をおすすめします。

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