モロヘイヤ〚molokheiya〛

旬が6~9月である夏野菜のモロヘイヤは乾燥に強い植物で、砂漠地帯でも育つ事ができます。
アフリカや中東の乾燥地域では、重要な食料作物として栽培されています。
モロヘイヤはエジプト語で「王のもの」という意味が有って、 古代エジプトでは王族の食べ物「王の野菜」でした。

モロヘイヤには「ムチン」という成分が含まれていて、特有のぬめりを生み出します。

モロヘイヤ100g当たりの主要な栄養成分レベル

食物繊維★★★☆☆
カルシウム★★★★★
β-カロテン当量★★★★★
ビタミンK★★★★★
ビタミンB1★★★☆☆
ビタミンB2★★★★☆

【効果】
便と一緒に毒素を体外に排泄
  食物繊維が便の材料となって便通を良くしてくれる。
  また、腸内で働く善玉菌のエサとなって腸内環境を整えてくれる。
・老化防止
  抗酸化物質のβ-カロテンが、体内でビタミンAに変換される。
  そして、体に有害な活性酸素を消去して、老化を抑制してくれる。
・目の健康を維持
  ビタミンAが目の粘膜を健康に保ってくれる。
  また、視細胞で光刺激反応に使われて、暗所でも視力を保ってくれる。
・免疫力の向上
  カロテノイドが免疫細胞に働きかけて、細菌やウイルスから身を守ってくれる。
・肝臓の機能を助ける
  β-カロテンがビタミンAになって肝臓を強化してくれる。
  肝臓で血液が浄化されて、体内の毒素を取り除いてくれる。
骨の健康を維持
  豊富なカルシウムとビタミンKが、骨密度を保ちながら骨の形成と修復を促進してくれる。

【好ましい食べ方】
茹でる
モロヘイヤは短時間でも火が通ります。
熱湯で軽く茹でて、栄養素が損なわれるのを防ぎます。
その際には塩を少々入れると鮮やかに茹で上がります。

スープにする
スープにする事で、水溶性の栄養素を逃さず摂取できます。
中東料理の「モロヘイヤスープ」を参考に、他の野菜や鶏肉などを加えれば、栄養価の高いスープを美味しく頂けます。

炒める
水洗いした後に短時間で軽く炒めます。
オリーブオイルなどのオメガ3系の良質な油は熱に弱いため、炒めた後に加えて脂溶性ビタミンの吸収を向上させます。

ジュースやスムージー
モロヘイヤを果物や他の野菜と一緒にミキサーにかける事で、手軽に栄養を摂取できます。

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