料理に彩りを添えてくれるパセリは非常に栄養価が高く、その栄養成分は野菜の中でも優秀といえます。
味や香り、食感が苦手な方でも、少しの工夫で美味しく頂けますので、出来れば多く摂取したい野菜になります。
パセリ100g当たりの主要な栄養成分レベル
食物繊維 | ★★★☆☆ |
カリウム | ★★★★★ |
カルシウム | ★★★★★ |
鉄 | ★★★★★ |
β-カロテン当量 | ★★★★☆ |
ビタミンB2 | ★★★☆☆ |
ビタミンC | ★★★☆☆ |
【効果】
・骨の健康を維持
カルシウムの含有量は、野菜の中で一番。
・若々しい肌と健康な体を保つ
豊富なビタミンCやカロテノイド、フラボノイドには抗酸化作用が有る。
これらの成分が体内の余分な活性酸素を除去し、細胞を酸化ストレスから保護してくれる。
また、カロテノイドやフラボノイドには抗炎症作用も有る。
・便と一緒に毒素を体外に排泄
食物繊維が便の材料となって便通を良くしてくれる。
また、腸内で働く善玉菌のエサとなって腸内環境を整えてくれる。
・貧血予防
豊富な鉄が体中に酸素を運ぶ赤血球の材料になる。
・高血圧やむくみの予防
カリウムが体内の余剰な塩分(ナトリウム)を体外へ排出し、血管内の圧力を下げてくれる。
・食中毒や感染症対策
香気成分が殺菌と消臭をしてくれる。
【好ましい食べ方】
豊富なカルシウムを効率的に吸収するためには、ビタミンDの助けが必要になります。
そして、吸収したカルシウムで骨を形成するためには、ビタミンK2の助けも必要になります。
また、カロテノイドの一種であるβ-カロテン(プロビタミンA)は、上記のビタミンも同じく脂溶性ビタミンであるため、油と一緒に摂取すると吸収率が上がります。
よって、パセリを食べる際にはビタミンDやビタミンK2を含む食品と油を一緒に摂取すると効果的であると思われます。
ビタミンDは魚介類に多く含まれ、ビタミンK2は納豆に多く含まれています。
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